ガイスター

 たまにはレビューをば。初回の今回は私のお気に入りガイスター。

 

 前こんな記事を見ました、「ガイスターは弱くても勝てる」と・・・。ところがどっこい、このゲームは読み合いに強い人が八割勝つゲームです。二本先取すると相当実力で勝敗がつくのではないでしょうか?「読み合いがアツい」とか「お化けコマかわいい」とかはいくらでも言われていることなので、ここでは他の点に注目してみましょう!!

 

 今日注目するのは「強打のデザイン」です。何それ?と思うでしょうから、例を挙げましょう。皆さんは将棋の音って何だと思いますか?センスを広げる音、お菓子のぼりぼりの音などいろいろありますが、一番メジャーなのは「パチン」という駒を指すときの音ではないでしょうか。

 このパチンという音、思い切りの一手や詰めの一手など、感情が入るところでついつい大きくなってしまいますよね。この音、将棋だから勝負に影響しにくいですが、ガイスターはそれが違います。具体的には言いませんが、このゲームは慣れてくると相手の所作や思考時間を観察するゲームになります。その際、相手が打った手が強打かどうかはとても重要なヒントなのです。

 ではもしも肝心の駒が厚紙でできていたらどうでしょうか。きっと折れるのが心配で強打なんてできませんよね。その点ガイスターの駒はプレスチック製でしかも誰でも持ちやすい縦長フォルムです。読み合いを意識しない対戦でも相手の打ち方を見て疑心を抱く瞬間は誰でも存在するでしょう。この「強打のデザイン」はこのゲームの様々な名勝負を演出してきたのでしょうね。

 

とあるゲーマー工房 代表 エイメー

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コメント: 1
  • #1

    伝説の勇者 (土曜日, 19 11月 2016 11:02)

    そんな視点持ったことなかった
    参考になるなあ